倉庫から300mの自営線、屋根上太陽光を本社工場へ供給

大阪ガスの100%子会社であるDaigasエナジー(ダイガスエナジー、大阪市)は、山陽特殊製鋼にPPA(電力購入契約)サービス「D-Solar(Dソーラー)」を7月12日から開始した。製品倉庫に太陽光パネルを設置し、自営線を通じて近接する本社工場に供給する。8月1日に発表した。

 製品倉庫の屋上に設置した太陽光パネルの出力は512.43kW、パワーコンディショナー(PCS)の出力は400kW。年間発電量は約60万kWhの見込みで、製品倉庫および本社事務所の年間電力消費量を上回るという。

 発電した電力は本社工場で全量自家消費し、太陽光パネルを設置する製品倉庫には供給しない。自営線の総延長は約300mで、山陽特殊製鋼が自社保有する既存の電柱を活用して敷設した。年間約266tのCO2排出量を削減できる見込み。

 山陽特殊製鋼は、2030年度の達成目標として、スコープ1・2(直接排出と購入電力による間接排出)に該当するCO2排出量を2013年度比50%以上削減、スコープ3(サプライチェーンによる間接排出)に該当するCO2排出量について2021年度比25%削減を掲げている。

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