大阪ガスは12月25日、米国の再生可能エネルギー発電事業者ソネディックス(Sonnedix Power Holdings)が保有する国内2カ所のメガソーラー(大規模太陽光発電所)に出資参画し、それぞれ持分40%を取得したと発表した。
岩手県山田町の「田名部太陽光発電所」(出力約26MW、2022年1月運転開始)と、岩手県洋野町の「洋野太陽光発電所」(出力約14MW、2022年9月運転開始)の合計約40MWで、固定価格買取制度(FIT)で売電している。両発電所のFITによる買取価格は36円/kWh、買取期間は2024年12月時点で残り15年8カ月。
発電した電力は、特定卸供給の制度を使い、大阪ガスが全量を引き取り、FIT非化石証書と組み合わせて需要家顧客に供給する。両社は今後、併設型蓄電池の設置など共同保有発電所の更なる価値向上を目指す。また、コーポレートPPA(電力購入契約)を活用した新規電源開発も検討していく。
大阪ガスがソネディックスの保有する発電所に出資するのは、今回の2発電所で6カ所となり、合計の発電容量は200MWを超えた。
Daigasグループは、2050年カーボンニュートラルに向けて、2030年度までに自社開発・保有に加えて他社からの調達も含めて国内外5GWの再エネ電源の扱いを目指しており、今回の発電所(約40MW)を加えると約3.24GWになる。