米ソーラーエッジ・テクノロジーズは10月21日、同社の太陽光発電パワーコンディショナー(PCS)製品群が、サイバーセキュリティに焦点を当てた欧州委員会の新しい無線機器指令(RED)第3.3条の要件について、早期の規格認証および適合を達成したと発表した。
RED第3.3条は、欧州で販売されるすべてのワイヤレス接続を持つIoT製品に厳格なサイバーセキュリティ要件の準拠を義務付けるもの。これらの要件は、ネットワーク保護機能の向上、個人データの保護、詐欺リスクの軽減を目的とする。2025年8月に発効される予定。
同条項により、ワイヤレス接続に依存する太陽光発電システムは、広範な一連の新たなサイバーセキュリティ要件への準拠が求められる。太陽光発電が世界のエネルギー供給への貢献度が増し、多くの国でエネルギーインフラとしての重要性が高まっていることから、新規制は特に太陽光発電業界にとって重要な意味を持つという。
同社は、英国が4月29日に施行したPSTI法に対しても、施行前に全製品ポートフォリオの準拠を完了している。PSTI法は、インターネット接続製品の安全性を高めることを目的に、サイバーセキュリティの脅威への対処、潜在的なセキュリティ脆弱性を排除するために設計された一連の新しいサイバーセキュリティ要件への準拠を義務付けるもの。