東急建設は12月23日、太陽光発電によるオフサイト型PPA(電力購入契約)事業に新規参入すると発表した。その一環として中国電力管内にある太陽光発電設備を取得し、発電事業を開始した。今後、顧客向けにオフサイト型PPAモデルによる太陽光電力の提供サービスを提供する予定。
今回取得したのは、低圧事業用の太陽光発電所20件で、太陽光パネルの出力は合計1.7MWになる。東急建設は発電事業者として同事業に携わり、小売電気事業者を通じて、発電した電力をオフサイト型PPAスキームによって再エネ電力を必要とする需要家に供給する。
同事業への参入にあたり、同社が「TOKYU-CONST GB Innovation Fund L.P.」(グローバル・ブレイン運営)を通じて出資するクリーンエナジーコネクトから、発電所の取得と事業運営についてノウハウの提供を受けた。今後、発電所のアセットマネジメントと運営もクリーンエナジーコネクトに業務委託する。
東急建設は、先行して実施しているオンサイト型PPAと今回のオフサイト型PPAを合わせて、数十MW規模の電源を持つ発電事業者になることを目指している。