高圧太陽光でオフサイトPPA、ミツウロコ子会社がJPRに供給

ミツウロコグループホールディングスの連結子会社であるミツウロコグリーンエネルギー(東京都中央区)は12月16日、日本プライムリアルティ投資法人(JPR)が所有する損保ジャパン仙台ビルへ、オフサイト型PPA(電力購入契約)に基づき電力を供給すると発表した。2025年1月1日から電力供給を開始する。

 フィード・イン・プレミアム(FIP)の認定を取得した、高圧連系する太陽光発電所1カ所、新設した。環境価値を移転させるバーチャル型ではなく、追加性のある電力と環境価値を調達して同ビルへ供給する。発電計画の策定・提出などのアグリゲーション業務は、ミツウロコグリーンエネルギーが担当する。

 賄いきれない分は、トラッキング付非化石証書を付与した電力メニューを提供することで実質的に再エネ100%とし、CO2排出量ゼロを実現する。日本プライムリアルティ投資法人(JPR)にとって、オフサイトPPAスキームを用いた再エネ導入は初めての取り組みとなる。

 日本プライムリアルティ投資法人(JPR)は、2030年にスコープ1・2・3(直接排出、購入電力およびサプライチェーンからの間接排出)の2019年比46.2%削減、2050年にネットゼロを目標に掲げる。定期的にCO2排出係数、その根拠、電源構成や係数オフセットの方法を確認しながら電気会社および契約を見直し、調達コストの増加を踏まえながら再エネ100%プラン契約を進めている。
 

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